職業訓練(授業)

【2回目の条件】職業訓練の連続受講は難しい(1年以上の雇用保険加入)

2回目の職業訓練は無理?
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職業訓練を卒業して1年経った、りょうた(@waradeza)です。

退職後にハローワークへ行った時、職員の方にたずねてみました。

りょうた
りょうた
訓練校2回目って可能でしょうか?
ハローワーク職員
ハローワーク職員
可能ですが、あなたの場合は条件を満たしてません

結論から申しますと「2回目の受講は可能」ですが、条件が厳しいです。

以下を満たす必要があります。

  • 1回目の職業訓練から1年以上経過
  • 雇用保険に1年以上加入
  • 似た職種の訓練は受講許可を貰えないと無理
    (※受講許可を出す職員の説得が必要)

2回目を受けるのが5~6年など間隔が空いてれば、似た職種の訓練は受けやすいです。

自分が以前通ってた訓練校でも、1回目がIT系で2回目がWebデザインの人もいました。

ただ、短期間になると話は別です。

よほどの事情が無い限り1回目をWeb系で受けて、2回目もWeb系は無理です。

傾向と対策を詳しく解説していきます。

目次から好きな箇所に飛べます。

【2回目の条件は厳しい】職業訓練は空白期間が重要

2回目の職業訓練校に通うには、最低1年以上の空白期間が必要です。

公共職業訓練の「連続受講」はできません。

受講許可を出すのは「ハローワーク職員」です。

1年後に「ほぼ同じ職種やコース」を受けるのは、基本的に無理です。

ハローワークの担当職員から、相当な理由がない限り認められません。

絶対的に無理なのは以下です。

  • 1回目:Web系の「応用コース」
  • 2回目:Web系の「基礎コース」

卒業したのに、レベルを下げて同じ職種の基礎コースを受ける形です。

ハローワーク職員の立場になるとわかります。

ハローワーク職員
ハローワーク職員
この人は訓練校に通う目的が違うかも?

失業保険目的だと思われてしまいます。

直近の訓練校の履歴があるため、相当ハードルが高いです。

条件をクリアして1年空いたとしても、職員さんから「受講許可」をもらえなければ、2回目は無理です。

通常の人よりハードルが高いのは間違いありません。

  • 1年は必ず空ける必要あり
  • 難しい理由はハローワーク職員さんから受講許可が必要

(直近2年)雇用保険を通算1年以上加入してるかどうか?

2回目を受ける条件として「雇用保険に1年以上加入」する必要があります。

1回目の職業訓練以降、正社員を1年以上経験してる人は、そこまで心配いらない部分です。

給与明細をみるとわかります。

  • 雇用保険に12ヶ月以上加入
  • 2年間で12ヶ月超えてるなら間が途切れてもOK

公共職業訓練と求職者支援訓練は違う

公共職業訓練」と「求職者支援訓練」は違います。

雇用保険の受給資格者が通うのが「公共職業訓練」です。

公共職業訓練を受講して1年以内に退職した場合、どこも通えません。

卒業後1年経てば「求職者訓練訓練」に通うことは理論上可能です。(※合格する可能性は低いです)

「求職者支援訓練」は、雇用保険の受給資格に満たない人向けです。

性質が異なるため、混同しないように気を付けましょう。

求職者支援制度とは失業保険もらえない人向け

国の制度に頼る、もう一つの方法として「求職者支援制度」があります。

簡単にまとめると以下です。

求職者支援制度
  • 雇用保険に加入できなかった
  • 雇用保険の失業給付(基本手当)を受給中に再就職できないまま支給終了
  • 雇用保険の加入期間が足りずに失業給付を受けられない
  • 自営業を廃業した
  • 就職が決まらないまま学校を卒業、など

(例外)求職者支援制度は6年以上経過必要

求職者支援制度は、不正受給防止の観点から6年以上の間を空ける必要があります。

給付金を受給したことがある場合は、前回の受給から6年以上(不正に受給した場合は9年以上)経過していることが必要

(参考:厚労省「求職者支援制度」より)

求職者支援制度を1回受けたら、2回目は6年以上空ける必要あります。

「公共職業訓練」は雇用保険を1年以上払ってれば、6年以上空けなくて大丈夫です。

【2回目の注意点】前職を1年以内で退職した人

職業訓練の2回目を受けたい人で注意すべきパターンは「すぐ離職した人」です。

1回目の訓練校を卒業

→就職成功

→1年以内に退職

雇用保険を1年以上払っていないと、2回目の公共職業訓練の資格を得られません。

職員さんいわく、このパターンが多いそうです。

雇用保険のある働き方をして、数年後に挑戦するのも選択肢の1つですが、やや本末転倒です。

(2回目の受講指示)許可がもらえない場合は志望理由提出

制度上の条件はクリアしていても、ハローワーク職員さんから「2回目の受講指示」が下りない場合もあります。

「職業訓練」の受講希望用紙をもらって説得する方法もあります。

2回目の職業訓練実際に貰った志望理由の記入用紙

用紙には2回目のキャリアチェンジに必要な情報を記入します。

  • 2回目を受ける志望理由
  • 訓練終了後の希望職種

あくまで、2回目の訓練受講申し込みの「参考用紙」なので、書いたからといって受験資格がもらえるワケではありません。

ハローワーク職員に理由説明をする用紙

短期間で2回目を志望する場合は、1回目と比較にならないほどハードルが高いので覚悟しましょう。

用紙に記入しても2回目の受講許可が保証されるワケではありません。

(対策)IT系は職業訓練の代わりに無料で通えるスクールも

公共職業訓練に通えなくても、人生あきらめる必要はありません。

30歳以下は、転職への選択肢が豊富です。

  • IT系スクールに通って手に職をつける
  • 第二新卒やフリーターOKの転職エージェントに無料で頼る

無料体験のオンライン授業や説明会もあります。

スクール名(無料の内容)
テックキャンプ無料のオンライン説明会
無料オンライン説明会
GEEK JOB
(ギークジョブ)
転職コースが0円で勉強できる制度
GEEK JOBのオンライン無料体験
TechAcademy
(テックアカデミー)
オンラインで1週間無料体験できる制度
TechAcademyの無料体験

IT系で年齢の壁は正直大きいのですが、プログラミングスクール『GEEKJOB』では30歳以上でも実質キャッシュバック制度があります。(※29歳以下は最初から0円コースあり)

年齢別のコースの違いはこちらで解説してます。

また無料の転職エージェントを活用することで、情報収集が容易になります。

2回目の職業訓練が難しい理由は面接での志望動機

2回目の受験資格をクリアしていても、職業訓練で避けて通れないのが「面接」です。

面接官
面接官
今回2回目の職業訓練ですが志望理由は?
2回目の希望者
2回目の希望者
・・・

2回目の面接は厳しい目でみられます。

1回目の人たちよりも不利な条件なので、面接対策は必須です。

クラスメイトは、前回が「基礎コース」、今回が「実践(応用)コース」でした。

「前職ではスキル不足で・・・」という感じに答え、合格したとの事でした。

面接のための自己分析は『リクナビNEXT』で無料診断でできます。

実際にやってみた体験談はこちらです。

【訓練校2回目が無理な人】就職につながる別の道

2回目が無理な人は、別の道を模索しましょう。

訓練校が目的になりがちですが、大事なのは「就職」です。

資格なら「ユーキャン」や「ヒューマンアカデミー」などで探せます。

以下は「ヒューマンアカデミー」の講座ですが職業訓練と似たコースが豊富です。

迷ったら無料資料請求無料説明会があるため、いざという時に比較できます。

ジャンル特徴
WEBデザイン・基礎から学べる環境
・コースはプロに相談可能
プログラミング・独学がツライ人
・エンジニアコースもあり
Office
(MOS)
word・Excel・PowerPoint
⇒MOSの基礎を学習できる
CADCAD利用技術者試験の対策OK
日本語教師420時間カリキュラム対応あり
医療事務未経験でイチから授業
ネイル就職サポートも充実

教育訓練給付金制度の対象講座もアリ

資料はオンラインのデジタルパンフレット(無料)もあるため、スキマ時間に確認できます。

選択肢を多く持つことで進路に迷わない安心感

ハローワークを利用してる人でも「転職サイト」は使います。

無料の『リクナビNEXT』など転職サイトやエージェントを活用することも選択肢の1つです。

タイプ別にまとめた記事はこちらです。

おすすめ転職サイト&エージェントまとめ
【無料】おすすめ転職サイト&転職エージェントまとめ(併用が近道)サイトとエージェントを併用した、りょうた(@waradeza)です。 職業訓練期間中の就職決定者は、自分のクラスでは約2名でした。...

無理なくマイペースに働き口を探していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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